コラーゲンの大きさ 〜低分子・高分子〜

ドリンク、サプリメント、ジェル、美容液・・・。コラーゲンの効果を謳った商品は、数多く販売されています。今のところ体の中から効いていく食品、肌からの浸透を狙う化粧品と、大きく分けて二つの業界があるのですが、いずれにおいてもキーワードとなっているのが、「低分子化」。

今回は、この低分子化についてお話し致しましょう。

そもそもコラーゲンとは、分子量30万ほどもある高分子の化合物です。これは人間の肌表面の穴のおよそ600倍の大きさで、もちろん肌に浸透することなど土台無理な話です。コラーゲン入りの化粧品が、しばしば「お金の無駄」と言われてしまう理由はここにあります。

ところが近年、低分子のコラーゲンが開発され、その大きさは肌の穴を通り抜けられるものになっているのだとか。本来は高分子であるコラーゲンを小さな単位に切り分け、低分子の形にする技術は確立されているのですね。

しかし、コラーゲンは数千ものアミノ酸が連結した、高分子であってこそコラーゲンであったはず。コラーゲンが切り刻まれて低分子となったものに、コラーゲンとしての働きは可能なのでしょうか?

実は、低分子のコラーゲンである「コラーゲントリペプチド」には、肌の繊維芽細胞のコラーゲン合成を促進する作用が期待出来るそうです。これはアミノ酸が3つ連なっただけのペプチドですから、「これをコラーゲンと呼ぶのは妥当か?」という議論はあるでしょうが、いずれにしろ肌への効果があるなら良いのかもしれませんね。

食品においても、低分子のコラーゲンは「高分子のまま摂るより吸収されやすい」と言われて人気を集めています。しかし、吸収が良くなることにどの位の意味があるのか?という辺りは、ちょっと疑問が残りますね。
スポンサード リンク
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。